ひょんなことからヴァンセンヌに降り立ちヴァンセンヌ城へ行きました。
ほかのシャトーと同じく狩猟小屋に由来する城は、1150年ルイ7世に
よってヴァンセンヌの森の中に造られました。
昔はさぞ獲物がたくさんいたのだろうというこんもりした森です。
次第に堅固な、大きな城になり、1337年から始まった工事のドンジョンの塔は
52m 中世ヨーロッパとしては、最も高いのです。
城には全部で6の塔、3個の門があり、石の塀と堀で強固に囲まれています。
内部は家具など一切ないせいか寒々とした感じですが、王室の住居でした。
塔にはシャルル5世が勉強やお祈りをしたり、財宝を眺めたりし部屋があります。
ここは一時刑務所として使われたこともあり、マルキード・サド侯爵もいたそう
塔の中には深~い井戸も、城壁内には独立したノートルダム聖堂もあります。
ヴァンセンヌ城はメトロ1号線の終点にあり、ヴァンセンヌ市は住宅街としても
住みやすそうに見えます。市庁舎もほど近く、少し歩くと広い花の公園
Floral Park もあり、その日は音楽イベントもあったようです。
日本人が観光で訪れることはほとんどないらしく、在住らしき日本人の方が
珍しそうに私を眺めていたのが印象的でした。